私は主にスイッチング電源やその制御基板の開発・設計などの業務を担当しており、出力容量数10Wから数kWの小型電源や高電圧電源など色々な製品に関わっています。
開発・設計の流れですが、①製品の仕様検討、②回路設計・部品選定を行って、③試作品を作り、④様々な測定器を使用し動作確認や特性評価などを行います。
回路設計や動作特性解析などでは回路シミュレータ等を用いて設計・解析を行うこともあります。

スイッチング電源の設計には幅広い知識が必要だが、課題を乗り越えたときに成長を実感

 スイッチング電源の基本的な機能は「安定した電力を負荷に供給する」というある意味単純なものですが、用途によって回路方式や制御方式も様々です。また、電子部品や半導体も常に進化しており、最新の電子デバイスを扱うことも多く、電子回路の知識の他に半導体や制御理論・放熱設計などの幅広い知識も必要です。

大変奥が深く理解するのが難しい部分もありますが、課題を乗り越えたときは自身の成長をしっかりと実感できるので意欲を持って仕事を行うことができています。

入社当時は専門の知識がなかったが、経験と勉強を地道に重ね克服した

 入社当初はスイッチング電源や電子回路についての知識がほとんど無く、わからない事や、問題があった場合は上司や先輩社員に頼ってばかりでした。しかし経験と勉強を重ねるうちに、少しずつ自分で考えて問題を解決できるようになって来て、製品開発も任せてもらえるようになりました。設計の担当者になると責任も大きく仕事も大変になりますが、いざという時はベテラン社員や先輩社員に支えてもらえる環境があるので、安心して業務を行うことが出来ます。