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事 業 紹 介

製品開発技術部

業務内容

業務内容

 

当部門では新電元工業の研究・開発・設計部隊と連携して新製品の開発を行っており、電気・電子回路設計、組込みソフトウェア設計、機構設計を主な業務としています。 

電気・電子回路設計

主に各種電源装置の制御回路の電子回路設計を
行っています。
制御回路にはマイコンが搭載されており、その
周辺回路設計から、試作~評価まで対応します。
試作前には各種回路シミュレーションにて事前
検討を実施しています。
 
 
 

組込みソフトウェア設計

各種電源装置のデジタル制御や、充電器等のコ
ントローラ用ソフトウェア設計を行います。
要求仕様分析からスタートし、機能設計~詳細
設計を経てコーディング~評価まで対応します。
開発支援としてPC上で動作するツールの開発も
おこないます。
 
 
 

機構設計

電気・電子回路設計者が作成した回路図に基づ
き、電気・電子部品のプリント基板への実装検
討や、各種電源装置や電源装置を収納する筐体
の構造設計を行います。
強度や熱などのシミュレーションを駆使して設
計する場合もありますので、各種力学の知識は
もとより、金属や樹脂材料、電気回路の知識も
必要となります。
 

開発事例紹介

製品開発技術部で開発・設計を行った製品の一部を紹介いたします。

開発事例1:EV用急速充電器

開発事例1:EV用急速充電器

EV(電気自動車)用急速充電器です。 

EV急速充電器の出力容量は30kW~50kWのものが一般的ですが、90kWや150kWの大容量タイプ、2台同時に充電可能なマルチ出力タイプなどを取り揃えております。
また、バリアフリーに対応した低背・薄型で、「車いすで使いやすいEV急速充電器」もラインナップしております。
今後、大容量多出力で複数台のEVを同時に充電可能な、MITUS(ミタス)ブランドを展開予定で、ユーザの要望に応えられるよう、ラインナップを拡張予定です。
 
当社では、急速充電器シリーズ全ての組込みソフトウェア、一部の制御基板の回路設計、構造設計を行っております。
  
新電元工業株式会社:EV急速充電器ラインナップ
 

 

 

 開発事例2:V2X(Vehicle to X(Everything))システム

 開発事例2:V2X(Vehicle to X(Everything))システム

三相電源対応のV2Xシステムです。(現在開発中)
 
V2Xシステムは、電気自動車と様々なものとの間で接続・連携を行う技術です。
電気自動車への充電はもちろんのこと、電気自動車同士での電力シェア、電気自動車のバッテリーからマンションやビル、さらには電力網全体への電力供給を可能とする製品です。
 
特に三相電源対応の高出力放電機能は、産業用設備の稼働に適した電力を創出することができます。
 
当社では、V2Xシステムの系統連系インバータ部、DC/DCコンバータ部のソフトウェア開発、構造設計を行っています。
 
写真は、EVから機械式立体駐車場への三相電力供給テストの様子です。
詳細内容はこちらをご参照ください
※東京電力グループと合同で機械立体駐車場のEV電力駆動実証を行いました。

開発事例3:車載ECU(Electronic Control Unit)

開発事例3:車載ECU(Electronic Control Unit)

 

現在の自動車は電動化や電子制御化が進んだことで、様々な種類のECUが数多く搭載されております。
 
当社では、走行安定性や乗り心地を制御するアダプティブ・ダンパー・システム-ECUのソフトウェア開発を行っています。また、ソフトウェアに限らず、各種ECUのハードウェア開発も行っています。
 
モビリティ分野に関する製品詳細はこちらをご参照ください。